僕はいつから映画を撮りたいと思いだしたのだろう?
そうだ、あれは大学入学当初・・・・
僕は映画を撮ろうと脚本を書いた。確か芥川龍之介の短編が原作だ。サークルで知り合った同じ学年の女の子と計画を進めていた。素敵な子だった。
一緒に映画を見に行った帰り際告白し、一週間後に電話で返事を聞かせてと告げた。
ちょうど今くらいの季節だったと思う。春でも夏でもないような。
ちょうど今くらいの季節だったと思う。春でも夏でもないような。
一週間後、彼女はあろうことかOKの返事をくれた。そしてこう付け加えた。
「いままで通り、つきあおうね」
その言葉に僕は不服だった。というより当時の僕には禅の問答より難解だった。そして文字通り「悪い意味」にとった。電話というのも悪かった。
心にわだかまりをもったままぎこちなくその後もあっていたが、ほどなく二人の仲はいきづまってしまった。その映画も撮られることはなかった。
そのことを思い出すと心がざわざわする。
ガキが授業料を払っただけの話さ、とも思う。
今すぐタイムマシンに乗って、はたち前の自分のケツを思い切りひっぱたいて
「自信もてよ!とにかく切符はあるんだから、前に進めよ!」
とも言いたい気もする。ロッキーのミッキーさんみたいに。
遠い前世での出来事のような気もするし、でも今の僕もひょっとしてそんなに成長してないんじゃないかとも思う。
そんなことを車を運転をしながらぼんやりと考えた。
ドンキホーテにフレディマーキュリーのヒゲを買いに行っているのだ。
ドンキホーテにフレディマーキュリーのヒゲを買いに行っているのだ。
時間がない!
その日のうちにサクサクっと撮影は終了した。
来週音をかぶせて、タイトル映像をとってアップする予定です。
これがまたしょーもないんだ。
これがまたしょーもないんだ。
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