2011年7月14日木曜日

5つの夜

昨日、長男(年長さん)がお泊まり会に行ってきた。
幼稚園に一日泊るのだ。
彼が母親と離れて夜をすごす、初めての夜。
この日のために、私は2、3カ月ほど前から毎晩夜中に彼を起こしてトイレに行かせた。
本番でおもらししないように。
これが大変で全然起きない。無理にひっぱっていくのだが、起きている時の3割増しで重い。
「もうすぐ、お泊まり会やで。もらしたら女の子にいわれんで!」
と耳元で囁きながら、ひきずっていっても、目をつぶったままだ。
こっちはすっかり目が覚めちまってその後、寝れなくなる。
それが最近の私の「プロジェクトX」でした。
ここ2,3日、「お泊まり会、行きたくない」と何度も言うようになった。
やはり心配なのだろう。
「お泊まり会行ったことないんやろ。楽しいかもしらんやん?」
息子は難しい顔をしたままだ。

当日も園につくやいなや大泣きして抵抗した。まわりに女の子が大勢集まってきた。
おもらしする前から大恥だ。
結局、出てきた先生に羽交い絞めされ、強制連行され消えていった。

最近、車で尾崎豊をよく聴いている。
15の夜」を車内で絶唱するとすごく気持ちいい。気持が入りすぎて、たまにガードレールに突っ込みそうになるが。
歌詞は、落ちこぼれがバイクを盗んで家出する話、と言ってしまえばそれまでだが、15歳のいっぱいいっぱいの気持ちを切実にドラマチックに歌いあげている。

でも息子を見ていると、思春期になる前からずっと男の子はいっぱいいっぱいなんだと気付く。そして思春期のその後も。

今朝、息子を迎えに行った。にこにこして「楽しかった」といった。
おもらしも、先生に二回起こしてもらって回避できたらしい。

でも、これは「いっぱいいっぱい」人生のほんの1コマ目にすぎないんだよ。



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