今年の5月に発売されたキース・リチャーズ自伝「ライフ」を読み終えた。
600ページ以上の分厚い本だったが、まるでキースが隣に座って、にやにや笑いながらしゃべってくれているような、楽しくわくわくする本だ。
ただ、とにかくドラッグに関する記述が異常に多い。
ドラッグに関するあらゆること、種類、入手方法、使用量、効果、禁断症状、一緒にやっていた周囲の人たち(多くの人が破滅していく)。もろもろのことが、時期ごとに具体的に詳しく書かれている。
「(アルバム名)を録音していたころ・・・」と書かれているので、音楽の話かと思いきや、その時期のドラッグ生活についての記述が延々続く。
そういう話が受けるもんだから延々しゃべっちまった、というところなのだろうか。
履歴書の愛読書の欄に書けないじゃん!とつっこみたくなる。
アルバムの名前が出てもそんな感じだったり、まったく触れられていないアルバムも多い。覚えてないのか、面白い話がないからなのか。
音楽的なことで一番印象に残ったのは、キースが初めてロックンロールに出会った時の記述。少年時代ラジオで、プレスリーを聞いて、
(静けさはキャンバスだ。無理やり埋めちゃいけないんだ。これが俺にとっての「ハートブレイクホテル」だった。) 64Pより
キースの音楽の本質がこれだ。僕もストーンズの、キースのすかすかしたサウンドが大好きだ。しょぼいのにグルーブしているところがかっこいいと思う。
(だから最近のダリル・ジョーンズ参加後のマッチョな轟音サウンドは頂けない)
その真骨頂、キースの初のソロアルバム「Talk is cheap」から「Make no mistake」をどうぞ。
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